テーマ別資料紹介  緊急事態宣言が解除され、新たな局面に入ってひと月ほど経過しましたが、まだまだ予断は許されず、手洗い、マスク、密を避ける…等々引き続き注意が必要です。 コロナ禍の中、収入が減り、生活に困っている人は日本人だけでなく、日本に在留している外国籍の方もたくさんいらっしゃいます。 今回は「外国人」のテーマで資料を紹介いたします。 ・「貧困・外国人世帯の子どもへの包括的支援 〜地域・学校・行政の挑戦〜」   貧困かつ外国人世帯など、複合的困難を抱えている子どもたち。すべての子どもが 「生まれてきてよかった」と感じられる社会をつくるにはどうすればよいのか地域・   学校・行政における実践事例を紹介し、包括的支援のあり方を考える。   柏木 智子・武井 哲郎 編著  晃洋書房(2020)    ・「外国人の医療・福祉・社会保障相談ハンドブック」 日本で生活する外国人の支援を行うにあたって、知っておきたい医療・社会福祉・ 社会保障にまつわる知識・情報をまとめる。「在留資格のない児童の児童手当」など 12の事例を記載、事例から学ぶ対応と利用可能な制度を紹介する。関係法令・通知・ 資料も収録。   移住者と連帯する全国ネットワーク 編 明石書店(2019)      ・「滞日外国人支援基礎力習得のためのガイドブック」   国内に暮らす外国人は増加傾向にあるが、外国人支援に日常的にかかわる社会福祉 士等は少なく、外国人支援に関する知識を得る機会も乏しい状況である。本書は、 前年の調査結果を踏まえ、社会福祉士等が滞日外国人支援を行う上で必要とされる 知識を補い、他機関・多職種と連携、協働する視点などを盛り込んでいる。経験の 浅い社会福祉士等でも支援のイメージが掴みやすいよう事例も複数掲載。    日本社会福祉士会多文化ソーシャルワーク調査研究事業委員会 編集    日本社会福祉士会(2019)    ・「外国人看護・介護人材とサスティナビリティ〜持続可能な移民社会と言語政策〜」   医療福祉に従事する外国人労働人材をどう持続的に支援し、かつワークシェアして   いくべきか。外国人看護・介護人材受け入れの現状と課題を論じ、日本語教育及び   000国家試験の支援等について、看護人材・介護人材に分けて考察する。   宮崎 里司 編著 くろしお出版(2018)    ・「福祉技術と都市生活       〜高齢者・障がい者・外国人・子どもと親への配慮〜」 「福祉」という言葉を改めて辞書で引くと、「幸福」と同意であることがわかる。 誰もが快適に過ごせる都市環境をつくるにはどうすればよいのか。 「高齢者」「障がい者」「外国人」「子どもとその親」という新しい4つの視点で、最適な福祉技術を考える。 障がい者差別解消法でいう“合理的配慮”にも言及する。    西山 敏樹 著  慶応義塾大学出版会 (2017) ・「外国人介護労働者の受入れと課題」 日本の介護労働者不足問題を取り上げ、それを解消するための一つのキーワードである外国人介護労働者の受入れについて考察を行い、 課題や問題点を明らかにする。また、韓国における外国人産業研修制度等にも触れる。   姜 美香 著   晃洋書房(2019)