テーマ別資料紹介    少子高齢化が進み労働人口が減少している中、企業は障がいの有無に関係なく人材を求めています。 障がいを持つ人が充分に能力を発揮でき労働力となっていくためにも、障がいへの正しい理解と 労働環境の調整や同僚への配慮等、再考するべき事はたくさんあります。 今回のテーマは「障がいのある人の就労」です。 ※書籍の内容説明中の「障がい」表記は出版者により異なります。 ・『精神・発達・視覚障害者の就労スキルをどう開発するか       〜就労移行支援施設(精神・発達)および職場(視覚)での支援を探る〜』    就労移行支援(精神・発達障害)と事務系職種(視覚障害)の調査データを M−GTA(修正版グラウンデット・セオリー・アプローチ)で分析。 障がい者が快適に働けるように効果的な支援プロセスを提示。 障がい者の就労スキル獲得支援にM−GTAが有効な手段となり得ると説く。    竹下 浩 著  遠見書房(2020)   ・『就労支援サービス 第4版 〜雇用支援・雇用政策〜』   就労支援サービスにおける相談援助活動において必要となる専門的知識と現場での応用力が身につくテキスト。 就労支援制度の概要、就労支援サービスの実施体制、就労支援の実践事例などを解説。 国家試験対策用語集も掲載。    福祉臨床シリーズ編集委員会 編  弘文堂 (2020)    ・『障害者雇用の実務と就労支援 改訂版 〜「合理的配慮」のアプローチ〜』 障がい者雇用制度の仕組みや、改正障害者雇用促進法における「精神障害者雇用義務化」への対応について解説。 さらに、障がい者雇用を行う際の募集・採用、職場定着のための「合理的配慮」提供と雇用プロセスの実践事例を 掲載し、障害者差別解消法や採用後の継続的なフォローについても紹介。   眞保 智子 著  日本法令(2019) ・『発達障害の人の「就労支援」がわかる本』 働きづらさは「就労支援」で解消できる! 就職活動や職場への定着には、仕事をこなすための「ハードスキル」だけでなく、 仕事を安定して続けられる日常生活に必要な「ソフトスキル」も必要。ハード、ソフト両面からの就労支援の基本的なしくみと 活用のしかたをイラストで徹底解説。当事者はもちろん、受け入れる企業側にも参考となる一冊。    梅永 雄二 監修  講談社  (2019) ・『ケアとしての就労支援』 主に精神障害を抱えた当事者の就労支援についてわかりやすく綴った本。 障害者の就労には困難が多く、本人にとってすべてがプラスになるとは限らない反面、 就労する事で社会との接点を取り戻し、自信をつけ、病気の治療にも有益な場合もある。 各支援機関職員の、現場での生の声がきける一冊。    斎藤 環・松本 俊彦・井原 裕 監修  日本評論社 (2018) ・『就労支援物語』    生活保護受給者のキャリアコンサルタントである「就労支援専門員」。 この専門職に就いた著者が、その仕事内容を実際にあった13のケースを元に紹介。 困難はどんな人生にもつきまとう。「就労支援専門員」の仕事を紹介して一人でも多くの方に この仕事に携わっていただきたいという願いを込めてつづった一冊。就労支援専門員のための教訓も掲載。    神山 包 著  羽衣出版 (2018) ・『介護就労を目指す外国人の入国および在留に関する解説とQ&A                〜外国人介護職の正しい雇用のために〜』 外国人が日本に入国し、入管法に定める介護職として就労するための在留資格「介護」と「技能実習」、 技能実習法に基づく技能実習の中で、介護職種に関する特有な受入れ要件を分かりやすく説明。介護職種関係のQ&Aも収録。    佐藤 修 編著 (公財)入管協会 監修   厚有出版(2018)